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原子炉建屋内での解体作業で、耐火シートが燃える火災が起きた現場=2025年5月15日午後3時28分、静岡県御前崎市の中部電力浜岡原発、中部電力提供

 15日午後2時45分ごろ、廃炉のため解体工事をしている中部電力浜岡原発2号機(静岡県御前崎市)の放射線管理区域内で耐火シートが燃える火災が発生した。浜岡原発は消防に通報、消防車が出動して鎮火を確認した。中部電によると、初期消火で火は消えたといい、けが人はおらず、外部への放射能の影響はないという。原子炉の圧力上昇を抑制する設備(サプレッション・チェンバ)の解体中、グラインダーの火花が現場を囲む耐火シートに飛んで燃えたという。浜岡原発は県、御前崎市と周辺の10市町と結んでいる安全協定に基づいて、関係自治体に火災発生を通報した。

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